ゴミの焼却がプラスチック汚染の大きな原因:研究

ゴミの焼却がプラスチック汚染の大きな原因:研究

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ゴミの焼却がプラスチック汚染の大きな原因:研究

AFP記者

パリ(AFP)2024年9月4日






プラスチックが環境にどう入り込むかについての新たな詳細な評価を科学者らが水曜日に発表し、ゴミ捨て場や野外でのプラスチックの焼却は、ポイ捨てと同じくらい地球にとって大きな問題であると述べた。

ネイチャー誌に掲載された世界初の世界的なプラスチック汚染記録によると、インドがこうしたゴミの最大の発生源であり、焼却ゴミはこれまで考えられていたよりもはるかに大きな問題であることが明らかになった。

この研究結果は、世界的なプラスチック条約に向けた重要な交渉に先立って発表されたもので、研究者らは、深刻化する危機に最善の対処法を検討する政策立案者にとって、この研究結果が有益な情報となることを期待している。

最も高い山々の頂上の雪や最も遠い海の深部でプラスチックが発見され、血液や母乳の中に微粒子が検出されている。

責任の多くはプラスチックごみにあるとされることが多い。捨てられ、分解に長い時間がかかるストローなどの大きな破片が、将来の世代の生態系を荒廃させているのだ。

しかし、少なくとも同量のプラスチック汚染は、代替手段がない貧しい地域を中心に、非公式にプラスチックを焼却することによっても引き起こされていると、リーズ大学のコスタス・ベリス氏は述べた。

「海洋ごみやプラスチック汚染に対する私たちの認識は歴史的にこのようなものではなかった」と研究を率いたベリス氏は語った。

– 健康被害 –

彼のチームは、AI を活用して 5 万以上の自治体の廃棄物管理のモデル化を支援し、都市レベルに至るまでのプラスチック汚染の詳細な世界規模の目録を作成した。

研究チームは、2020年に約5200万トンのプラスチック廃棄物が環境に流入したと推定しており、そのうち43%は燃えなかったゴミ、57%は家庭や路上、ゴミ捨て場での焚き火によるものだという。

ベリス氏は、ゴミを不適切に燃やし、プラスチックをこのようにくすぶらせておくと、プラスチックが「消える」のではなく、小さな破片が周囲に広く拡散するだけだと指摘する。

また、空気の質も悪化し、プラスチックが燃やされる際に放出される非常に有害な添加物に近隣住民がさらされることになったとも付け加えた。

「その多くは弱い立場の人々のすぐ近くで起きている」が、この問題は本来受けるべき注目にほど遠い状態にあると、同氏はAFPに語った。

「これは我々が直ちに全面的に注意を払う必要がある問題だ」

研究者らは、南半球諸国におけるプラスチック廃棄物の主な発生源は回収されない廃棄物であり、約12億人がゴミを処分する他の手段を持たずに生活していることを発見した。

より裕福な北半球諸国では、最大の原因はゴミのポイ捨てだった。

プラスチック廃棄物の最大の発生国は、以前の研究で示唆されていた中国ではなくインドであり、ナイジェリアとインドネシアがそれに続いており、いずれも人口が多く、ゴミ管理に課題を抱える国である。

中国は4位となった。

プラスチック汚染に関する世界条約に向けた最終交渉が11月下旬に韓国で始まる。

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